立憲民主党は11日、第83回常任幹事会を国会内で開催しました。

 同日朝にまとまった、立憲民主党・国民民主党の幹事長・政調会長4者による綱領案、規約案、代表選規程について、代表・幹事長の一任案件ですが常任幹事会に諮り、了とし、党として国民民主党の動向を見ながら、速やかに合併の手続きに入ることを確認しました。

 また、李登輝・元台湾総統の逝去を受け、9日に派遣された超党派議員連盟「日華議員懇談会」の弔問団として中川正春衆院議員が参加したことが報告されました。

 会議の冒頭、枝野幸男代表は、今回の協議について「特に政策問題と関わる綱領については、両党の政調会長にも相当なご尽力をいただき、今日の午前までに、幹事長、政調会長間で綱領案、規約案、そしてスタートにあたっての代表の選出などについての手続き、3つすべて完全に一致をしたという報告をいただきました」と経緯を説明しました。

 また、役員会冒頭でも言及した香港の情勢について改めて発言。「地理的にも、人的交流の観点からも、大変関係の深い地域の皆さんの問題であり、報道、表現の自由、政治活動の自由は、普遍的な基本的人権」「地球上のどこに住んでいても、しっかりと守られなければならない基本的な人権」「こうした人権弾圧を許さないという姿勢を明確にさせていただく」と述べました。その上で、逢坂誠二政調会長に対し、政策的に政府に何をさせ、何をしていくのかの検討を指示、さらに亀井亜紀子国際局長を中心に、国際世論の力で人権弾圧を止めていけるよう協力を求めました。