2020年5月3日
許すな!安倍改憲発議! 5.3憲法集会 国会正門前から市民スピーチを生中継
「許すな!安倍改憲発議! 2020年平和といのちと人権を! 5.3憲法集会」が3日午後、国会正門前からのインターネット生中継で開催されました。市民弁士として東京都立大学名誉教授の浅倉むつ子さん、国際基督教大学教授の稲正樹さん、ジャーナリストの堀潤さんらがスピーチしました。昨年までは有明防災公園で10万人規模の集会として開催されていましたが、今年はコロナ感染拡大防止のために、市民のスピーチを国会正門前から生中継する方法で開催されました。立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党と野党の多くの国会議員からメッセージが寄せられたことが紹介されました。また、「福島原発告訴団」団長の武藤類子さん、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さん、落語家の古今亭菊千代さん、安保関連法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合の山口二郎法政大学教授のメッセージが読み上げられました。
主催者あいさつで、戦争をさせない!9条壊すな!総がかり行動実行委員会の高田健さんは「安倍政権はコロナ対策で失政を重ねてきた。外交日程を考慮した初動の立ち遅れ、オリンピック開催にこだわった情報開示と対策の遅れ、クルーズ船対応の失敗、無謀な小中高の一斉休業要請、配布したアベノマスクの回収など枚挙にいとまがない。政府は市民に対して繰り返し自粛を要請するが、それに対応した補償などの政策は極めて不十分だ。そうした自粛要請のなかで、憲法に保障された集会の自由などがあちこちで侵されていることも見逃せない。許しがたいのはこうした重大な事態のなかで安倍政権が相変わらず改憲の姿勢を強めていることだ。国会で憲法審査会を動かそうとしているが、コロナ対策に本気で関わろうとするなら、そんなことをしている場合ではない」と批判しました。さらに「コロナ収束のあとにくる世界をどういうものにするか。私たちは今社会に蔓延する同調圧力に抗し、物言わぬ市民になることを拒否し、憲法の基本的人権を守り活かして、お互い創意工夫して闘い、戦後最悪の安倍政権の悪政に反対し、政治を変えるために奮闘しよう。このコロナが収束したら、11月3日の憲法記念日にここで大規模な憲法集会を開催したい。遠からず行われる衆院選では野党候補を一本化し、安倍政権を打倒しよう」と訴えました。