共謀罪と特定秘密保護法の廃止を求める市民団体主催の議員会館前街頭演説と院内集会が6日午後に行われ、衆院法務委員の高木錬太郎議員と逢坂誠二政務調査会長が参加して連帯のあいさつを行いました。集会を主催した共謀罪NO!実行委員会と「秘密保護法」廃止へ!実行委員会は、特定秘密保護法が制定された2013年12月6日、衆院で共謀罪が審議入りした2017年4月6日を忘れない、悪法は廃止するという決意のもと国会開会中の毎月6日に議員会館前での街頭演説と院内集会を開催しています。この日の院内集会では共謀罪対策弁護団事務局長の三澤麻衣子弁護士が共謀罪成立までの流れと仕組み・問題点、施行後の運動課題について講演しました。
高木議員は議員会館前行動で「安倍官邸の横暴が極まった。東京高検検事長の定年を延長し、検察人事に介入した。安倍政権の横暴に慣れてはいけない。この政権を終わらせる年にしよう。心ひとつにして一緒に政権をかえていこう」と訴えました。
逢坂政調会長は院内集会で「安倍政権は東京高検の検事長の定年を検察庁法を無視して延長した。すでに内閣法制局長官を意に沿う人物に変えて憲法解釈を変更させ、NHK会長人事でも同じことをやった。特定秘密保護法、集団的自衛権行使の解釈改憲、安否関連法、そして共謀罪。共謀罪の怖さは、議論しているときに感じた疑問を忘れたころに、本当の怖さがやってくるところ。犯罪範囲が明らかでない、誰が対象かわからない、国民のわからないところで権力乱用が行われる。国民にとってとんでもない監視社会が、恐怖社会が出来あがってしまう。権力者に忖度しなければ生きていけない社会が出来あがってしまったのではないかと思う。安倍内閣の成立から、日本の制度がガラガラと音を立てて崩れている。この間積み上げられたおかしなことを絶対に忘れずに、まっとうな社会に戻していかなければならない。皆さん、一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。