全日本交通運輸産業労働組合協議会(交運労協)が20日夕、都内のホテルで2020年新年交歓会を開催し、立憲民主党から赤松広隆衆院副議長、辻元清美幹事長代行をはじめ多数の議員が参加しました。
主催者代表の住野敏彦・交運労協議長は、「第201回通常国会が開幕した。われわれ交通運輸、そして観光・サービス産業にとって特に不安な政治課題の一つが、中東情勢だ。いざという際に、私たち交通運輸関係は真っ先に駆り出されてしまう。交通運輸、観光・サービスは平和産業。平和があってこそ活躍できる産業なので、国会の中でこういう話題についても真摯(しんし)に、包み隠さず、国民に向かって公開・議論していただきたい。本年、交運労協にとっての重点課題は働き方改革。全産業に追いつけるような賃金水準の確保に向けて取り組みを進めたい。また、格差社会をなくし、希望を持てる働き方に向けて、全身全霊を傾けたい」とあいさつをしました。
党を代表して来賓のあいさつに立った辻元議員は、「すべての政策の基礎になるのが公文書。これがでたらめだったという事実が毎日のように出てきている。『桜を見る会』やカジノの問題もあるが、情報収集を目的とした自衛隊派遣も、中身を精査するとちょっと違った派遣になっており、大きな焦点になるのではないか。また、本日の安倍総理の施政方針演説の中に、『自家用車を使った有償運送の推進』が入っていたが、タクシーやバスとの関連でこの先どうなるか、注視していくべき。今国会では、公共交通関係の法案やバリアフリー関連の法案も出る。積み残しになっている働き方改革の中で、交通運輸従事者の待遇に関する論点もいろいろある。現場からの声を大切にして国会論戦に臨むので、ぜひご協力を賜りたい」と述べました。