2020年1月16日
最澄の「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」は党の精神に通じるものだと野田富久さん
党福井県連合は15日、前日の党常任幹事会で、元福井県議会議員で県連合代表の野田富久さんを衆院福井県第1区総支部長に選任したことを受け、記者会見を開きました。会見には代表代行で選挙対策委員長の長妻昭衆院議員が同席しました。
会見で野田さんは、最澄の「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」という言葉を引用し、党の精神に通じるものだと語りました。また、今の安倍政権の経済政策は大企業・大資産優遇の政策だと指摘。福井出身の由利公正が唱えた「民富めば国富むの理」を挙げ、この思いは党の理念に通じると述べました。
さらに市議会議員3期、県議会議員6期の36年の経験を元に、(1)生活安定と中間層の再現―最低賃金の底上げと全国一律制度の確立、介護・保育・医療従事者の賃金アップ・労働環境の改善を図る(2)地方の再生、活性化―自治体の交付金・補助金の見直し、農業者戸別所得補償制度の法制化・恒久化、地域の公共交通の活性化、事業承継対策、外国人雇用対策、減災への取り組み(3)老後の不安、子どもたちの将来のサポートの充実(4)あらゆる差別に反対し、社会の分断を許さない(5)1日も早い原発ゼロの実現―原発立地自治体への対策、使用済み核燃料の処理などに関する具体的なロードマップを示す原発ゼロ基本法を制定――などを掲げ活動していくと語りました。
長妻代表代行は記者から共産党がすでに福井1区で出馬表明していることについて問われると、「全国で一騎打ちの構造に持っていくことがベスト。そのゴールを目指して福井1区についても県連と党本部で連携して野党統一候補ということで取り組んでいきたい」と語りました。