14日昼、院内集会「議席の半分に女性を!~さあ、いよいよ衆議院選!」がクオータ制を推進する会(Qの会)主催で開催され、立憲民主党からは、長妻昭、中川正春、辻元清美、近藤昭一、大河原雅子、亀井亜紀子、尾辻かな子、櫻井周各衆院議員、打越さく良、石垣のりこ両参院議員らが参加しました。
はじめに、Qの会の赤松良子代表が、「今年の参院選では、女性議員が3分の1に達することもできなかったが、前向きに進んでいることは確か。女性の地位向上は日本のためになる。ますます頑張ろう」とあいさつしました。
第一部では、各政党から、統一地方選・参院選の実績と次期衆院選に向けての取り組みを紹介しました。
立憲民主党の選挙対策委員長を務める長妻議員は、「統一地方選挙では、候補者669名・女性比率27%、当選者545名・女性比率28%だった。東京では、候補者121名・女性比率38%(46名)で、女性候補者は100%当選した。参院選では、候補者67名・女性比率44.7%(30名)、当選者27名・女性比率37%(10名)だった。女性に対する期待が高まった元年だと感じた」と振り返り、都議選、都知事選、衆院選に結びつけたいと意気込みを語りました。さらに、「選挙は男性優位の文化が根強い、スタッフがほとんど男性で話しづらい、女性ならではの選挙をしたくても前例がなくやりにくい、などの声も上がった。今後、選対に辻元、大河原、打越各女性議員に入っていただき、女性候補者を増やしサポートする取り組みを強化する」と述べました。
続いて、「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」会長を務める中川議員は、「『政治分野における男女共同参画の推進に関する法律』は、まだまだ本物になっていないと思うが、各党が目標を立て、それを検証していく仕組みはできた。クオータ制を入れる戦略も相談していきたい」と述べました。
第二部では、参院選で初当選した女性議員が、立候補のいきさつや今後の抱負を語りました。打越議員は、「もともと、弁護士としてDV・セクハラ被害や選択的夫婦別姓の問題などを扱い、女性議員を応援する立場だった。立候補を打診され、ここで他人任せ・男任せにしてはいけないと思い、決意した。議員になり、男性が多い中で、女性の政策課題が後回しになっていくのを目の当たりにする。女性の議員を増やす活動を皆さんと一緒に頑張りたい」と力を込めました。