枝野幸男代表は26日、台風19号による災害状況を確認するため茨城県水戸市を訪問しました(写真上は、岩根地区で浸水時の状況を聞く枝野代表ら)。

 視察した水戸市の岩根町、飯富町などは、那珂川の支流の西田川が越水し広範囲が浸水しました。飯富町にある常磐自動車道の水戸北スマートインターチェンジは9月7日に全面オープンしましたが、今回の浸水で今なお閉鎖されたまま。また近隣の自動車販売所の車は積み上がり、ハンバーグ屋やコンビニも水没し休業したままの状態です。

 岩根町では浸水した家屋の片付けをしている方に、浸水当時の状況や復旧状況、今後の見通しなどの話を伺いました。その後、飯富町では市民センターを高橋靖水戸市長の案内で視察、同センターは飯富地区現地対策本部も設置されており、り災証明の発行など被災した方の手続きがワンストップでできるようになっています。また、被災された方の避難所にもなっていました。避難所には東日本大震災を教訓に段ボールベッドやプライバシーを守るためのパテーションなどがすぐに運び込まれたとのことでしたが、これは地域が限定されていたのでできたことで、広域であったら難しかったとの話がありました。その後、高橋市長から要望書を受け取りました。視察は玉造順一県議会議員の案内で行われ、小沼巧参院議員、藤田幸久前参院議員、萩谷慎一水戸市議会議員らが同行しました。

 視察後、枝野代表は記者団の取材に応じました。記者からの主な質問とその回答(要旨)は以下のとおりです。

Q:被災現場ご覧になって率直な感想を

 今回の台風19号の水害は全国で非常に広範な地域が被害を受けていますし、また大きな河川が大きく決壊したところもありますが、今回見させていただいたように、その場所だけであれば大きくないけれども、実はその地域にとって非常に深刻なコミュニティ全体が大きな打撃を受けている、そういう状況を改めて目の当たりにさせていただきました。
 地域全体がしっかり立ち直っていくためには、広域で(被害が)出ている地域と同じことをやらなければならないのは一緒ですので、どうしてもひどい地域や、広域で影響を受けているところばかりに目が行くのですが、深刻さはどの地域も一緒だということを改めてきちんと、国の方も分かってはいると思いますが、対応にあたってわれわれとして声を上げていかなければならないと思っています。

Q:早期復旧のために立憲民主党としてどのようなことをやっていきたいか

 基本的には政府の方で進めていくことですが、この災害復旧にあたっては、党派を超えて後押しをしていきたいと思っていますが、これはどなたが政府だったとしても、政府の正規のルートだけでは見落とされる実情や声は必ずこういったときには生じてきます。そうしたところをしっかりと代わりに受け止めて、つなげて行くのが野党の大きな役割だと思います。
 あえて申し上げれば、2011年の東日本大震災のときも私は官邸におりましたが、私どもが気づかない点を当時の野党の皆さんにご指摘いただいて助けられたことがあります。私たちも政府が直接把握できていない声、あるいは実情をしっかりと届けて行くことで、見落としのない十分な復旧復興対策を作れるようにしていきたいと思っています。


氾濫時の状況を聞く枝野代表
被害状況を聞く枝野代表ら
基礎部分が流されてしまった住宅
浸水の深さの説明を聞く枝野代表
軒先の上部にまで浸水が達したことを示す建物
土のうが積まれた西田川
高橋市長から要望書を手交される枝野代表
高橋市長から復旧状況を聞く枝野代表ら
流されてきたコンテナが屋根に乗る精米所