衆院災害対策特別委員の早稲田夕季議員は26日、インクルーシブ(=包括的な)防災推進の観点から千葉県内の障害者関連施設を視察し、被害状況と避難対策の在り方について意見交換しました。視察には堂本暁子元千葉県知事、きょうされん多田事務局長、きょうされん千葉支部纐纈(こうけつ)事務局長、NPO法人DPI日本会議の崔栄繁議長補佐が同行し、飯野眞毅神奈川県議会議員と党神奈川県連事務局も参加しました。
視察先として、木更津市内の障害者支援NPO法人一粒舎のブルーベリーファームと、南房総市富浦のNPO法人生活自立研究会の福祉作業所、グループホーム、一次避難所となった南房総市立富浦小学校体育館の3カ所を訪問しました。
想定外の被害を受けた施設関係者や障害当事者、近隣住民そして復旧活動に取り組む県内外の方々からは、初動が遅れ被害が拡大した一因が県と市町村行政との意思疎通の貧しさにあることを厳しく指摘されたほか、障害当事者や支援施設が平時の避難訓練から地域に十分溶け込むことなど、障害当事者や女性、子どもなど社会的弱者の被害を最小限にするインクルーシブな備えの必要性について、具体的な提言とご意見をいただきました。早稲田議員は、インクルーシブの観点からの日常的な非難訓練をはじめとする防災対策の見直しについて、神奈川県連対策室や党本部でも検討をを始めたいと語っています。