福山哲郎幹事長は17日午前会見をおこない、同日に予定していた立憲民主党、国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の各党会派代表による会談が行われなかったことについて報告しました。

 福山幹事長は、「本日、国民民主党、それから社保さんとの党首会談を予定しておりましたが、今日の午前中ギリギリまで調整をしておりましたけれども、残念ながら『議、整わず』で、今日の党首会談はやらないことになりました。記者の皆さまには、お集まりを朝早くからいただいて、お騒がせをして申し訳ありませんでした。平野幹事長とは、断続的にこの3連休の間も調整を続け、今朝もやはりギリギリまでやっておったのですが、山登りで言えば9合目まで来ているところでございますが、最終のところで残念ながら議が整いませんでした」と説明しました。

 さらに19日に改めて党首会談を行うことについて、「全体の交渉が行き詰まっているとか、やや後退をしているということではなく、前に向いて走っている中で、最後の丁寧な調整のために今日は見送りをさせていただき、19日に党首会談を再セットさせていただきました」と報告しました。

 また、台風15号による被害の復旧について、官邸の対応に遅れがあったのではないかとの指摘があることについて問われると、「現場で内閣府の防災担当の職員の皆さんも含めて、例えば東電の方も、現場ではおそらく必死になって作業されていると思っております。ですから、そのことに対していたずらに批判をするつもりはありませんが、しかしながらあまりにも時間がかかっていること。それから官邸が、これに対してどのような形での政治的な指示を出しているのか。一体、事実をどこで把握しているのか。東電が発表している復旧見込みがズレズレになっていることについても、どういう形でチェックをしているのか」と語り、政治的な責任がどこにあるのかも含めて検証していく考えを示しました。