NTT労働組合の第22回定期全国大会が31日午前、都内で開催され、立憲民主党を代表して枝野幸男代表が来賓として祝辞を述べました。組織内議員として比例で3選を果たした吉川沙織参院議員、広島選挙区で再選を果たした森本真治参院議員が謝辞を述べたほか、山井和則衆院議員、田嶋要衆院議員、石橋通宏参院議員、岡本あき子衆院議員もあいさつしました。
喜井広明中央執行委員長はあいさつで、今回の参院選の争点となった「経済政策」「憲法改正」「消費税」「女性活躍推進」「三権分立と立法府の権威」について振り返り、巨大与党に対峙する勢力の確立に向けた真摯な対応を期待すると述べました。また、今後の国政について、「日韓の貿易問題」「年金の財政検証」「日米間の貿易交渉の内容」「ホルムズ海峡での有志連合」「ロシアなど外交政策の動向」「骨太方針に基づく経済政策」「消費増税10%の課題」「情報通信・競争ルール等の包括的検証などの最終まとめ」「憲法改正」への動向に注視する必要性を述べました。
枝野代表は、統一地方選および参院選における支援に感謝を述べ、「やりにくい選挙だったにもかかわらず、吉川沙織議員は3選を、森本真治議員は再選を果たした。また、各地での野党の候補者に対するご支援のおかげで、1人区で10名の当選者を出すことができた。自民党は参議院での単独過半数を失っている。働く皆さんの暮らしの声をしっかりと政治の中に反映させていくためには、さらに大きく2歩3歩踏み出す必要がある。さらに知恵を出し、さらに皆様方の力をいただきながら、努力をしてまいりたい」と述べました。