2020年9月15日の結党大会をへて、
新しい立憲民主党へと生まれ変わりました。
新しい立憲民主党のサイトはこちらからご覧ください。

https://cdp-japan.jp/

9月15日、ここからが新しいスタート

ニュース

2019年7月12日

【新潟】うち越さん応援で「強い者ばかりを見ている忖度政治を変えよう」と枝野代表が訴え

このエントリーをはてなブックマークに追加

 枝野幸男代表は12日、参院新潟選挙区から市民と野党の統一候補として立候補した、うち越さくらさんの応援のため新潟県入り。長岡市内の街頭演説会でマイクを握り、「新潟から、一人ひとりが真の豊かさを実感できる新しい時代を切り拓いていこう」と呼びかけました。

 弁護士として離婚やDV(ドメスティックバイオレンス)、親子など家族の問題、セクシュアルハラスメント、少年事件、子どもの虐待など、女性、子どもの人権に関わる分野の案件に多く携わってきた、うち越さん。今回の選挙戦では、「誰ひとり取り残さない社会へ」をスローガンを掲げ、「一部の人だけが得をする忖度政治は、もうやめさせましょう」と訴えています。

20190712_162654uchikoshi.jpg

 JR長岡駅前での街頭演説でうち越さんは、「長年弁護士として理不尽な思いをして、それでも自分がいけないんだ、自己責任だとあきらめてしまうような人たちの声に耳を傾けてきた。大学に子どもを行かせたくてもお金が足りなくてあきらめざるをえなかったひとり親のお母さん、年金生活になけなしの退職金を投資に回して破産してしまったお年寄り、非正規労働で頑張っても大学の奨学金を返済できずに貧困のなかでもがき苦しむ若い人。(こうした人たちを)私は自己責任なんかではない、政治が福祉や教育、雇用(制度)がしっかりしていれば、そんな方々は未来をあきらめずに済んだのにとずっと思っていた。だから、この選挙に出ないかというお話をいただいたときに断る理由はなかった」と、選挙戦に懸ける思いをあらためて表明。「私は各地で皆さんの暮らしに耳を傾けてきた。すぐそこに見える柏崎刈谷原発、『何か事故が起こったら自分が一生懸命耕しているこの田んぼはどうなるのだろう』、そう心配なさる農家の方。『誇りを持って農業の仕事を頑張ってきたけれど、もう限界だ。農作をあきらめなければいけない』、そうおっしゃる農家の方。シャッターを閉めている店が続く通りで駆け寄ってきてくださったある女性は、『消費税が上がったら商売ができない。何とか止めてくれ』と言って私の手を握られた。私はたくさんの方々の思いを抱えている。でもいまの安倍政権はそうした思いに耳を傾けているとは思えない。消費税を上げるより前に実質賃金を上げるべきだし、農家の方々のためだけでなく食の安全のためにも戸別所得補償制度を復活させるべきだし、皆さんがずっと抱えている原発の再稼働もあり得ない。私は、皆さんの声にしっかりと耳を傾けた、当たり前の政治をはじめていきたい。上ばかり、中央ばかりを向いた政治をやめようではありませんか」と訴えました。

 相手候補陣営は、忖度政治を続けようという思いのなか自民党の大物議員が続々と応援々に入っているとして、「でも私は全力で戦います。この戦いは絶対に皆さんとともに勝たなければいけない。さらなるご支援、一票一票の積み重ねが必要です。私、うち越さくらを勝たせてください。皆さんのために全力で働きます。勝たせてください」と呼びかけました。

20190712_163318_01edano.jpg

 枝野代表は開口一番、「本当に幅広い皆さんが、この政治の流れを変えるんだと、うち越さくらさんの当選に向けてここまで頑張ってきていただいた」と感謝の意を述べた上で、「相手も必死のなかで全国屈指の激戦区、注目区です。何としてもさらにもう一段、皆さん方の力をお借りして、うち越さくらさんを必ず国会に送っていただきたい」と、さらなる支援を求めました。

 演説では、安倍総理が「この選挙で問われるのは『政治の安定』」だと発言していることに触れ、「公文書が改ざんされる、隠ぺいされる、ごまかされる。こんな政治を安定させていいんですか。強いものに、総理官邸に忖度ばかりする政治を安定させていいんですか。何より皆さん、この長岡の町で、新潟で暮らす皆さんの暮らしはこの6年で良くなってきましたか。良くなっていない政治を安定させてはダメなんじゃないですか」と、政治を変えていくことこそが、いま必要だと説きました。

 平成の30年間、国内の景気は悪いが海外との取引では黒字を続けてきた結果、国としての日本は豊かになっていると述べ、「国民がその実感を得られていないのは政治がおかしいから。自分の身近な強い者、豊かな者の声しか耳に入らず、強い者、豊かな者をより強く豊かにする政策しか進められていない。この選挙を通じて、もっと豊かさを実感できる国へと変えていこう」と主張。「変えるためには、うち越さくらさんをこの大激戦で勝たせること。上の方ばかりを向いている、強い者ばかりを見ている、その典型の忖度政治の象徴として新潟は注目をされている。一方で、うち越さんは、これまで厳しい立場にある人たちを支える弁護士の仕事をされてきた。どちらがあなたの暮らしに寄り添える政治家なのか、答えははっきりしていませんか。党派を超えて幅広い皆さんで当選に向けて頑張ります。うち越さんも最後の最後まで走っていきます。でもこの選挙を勝ち抜くためには、あなたの力が必要です。ぜひ皆さんの力を結集して、長岡から、新潟から一人ひとりが真の豊かさを実感できる新しい時代を切り拓いていこう」と呼びかけました。

20190712_160547akushu.jpg
_20190712_164029.JPG