2019年7月11日
【子育てを支えたい】現場の声を代弁できる国会議員を増やし「本気で国会の景色を変えたい」蓮舫副代表
立憲民主党は10日、都内で「子育てを支えたい」と題した企画街頭演説を行いました。この街頭演説は、1つのテーマで街頭演説を行うもので、「年金を守りたい」「所得を増やしたい」に続く第3弾として実施しました(写真上は、街頭で子育て支援について訴える蓮舫副代表)。
二子玉川駅では、今回の参院選、比例で立候補している市井紗耶香さん、奥村まさよしさん、蓮舫副代表が演説を行いました。
市井さんは、上が14歳から下は2歳まで4人の子どもを育てている経験から、国全体で子育てを支援していく必要があると訴え、その一例として子どもの急な発熱や体調を崩したときに利用したい病児保育が少なく、見つかったとしても遠距離であったりと苦労していると語りました。
さらにモーニング娘。として芸能活動をしていた立場から、今回、政治の道を志した理由について「政治の世界に子育てをする当事者が少ないから」だと語り、子育ては子どもが小さい時から社会に出るまで悩みが尽きないが、その悩みが国会に響いていないと話し、子育て世代の声を届けたいと支持を訴えました。
奥村さんは、ボイスパーカッションを武器にアーティスト活動をしていましたが、その活動と並行して7年かけて保育士の資格をとり、保育士の資格をとった直後から知り合いに保育士が不足していると言われ保育園で働き始めたと語りました。はじめは週1だったものが、だんだん回数が増え、3年目には主任保育士になり、朝7時から夜8時まで子どもと向き合う生活になったと話し、「(グループのメンバーには)申し訳ないが、目の前の子どもを放って音楽活動はできない、そういう思いで保育士として頑張ってきた」と語りました。こうした経験から、将来を作っていくのは子どもたちのため、その子どもたちを支える保育士の待遇改善や待機児童の問題解決に取り組んでいきたいと訴えました。
蓮舫副代表は、子どもは有権者ではなく投票ができないので、保育園や幼稚園の充実、教育支援をしても票につながららず、逆に、公共事業や大企業のための目に見える支援が優先されてきたと指摘。さらに、少子化なのに、待機児童が無くならず、児童虐待が予防できず、子どもたちのいじめの問題を解決することができないのかと問い、こうしたことへの予算が十分とはいえないと指摘しました。
また、自民党二階幹事長の「選挙を一生懸命頑張ってくれるところに予算を付けるのは当たり前」との発言を取り上げ。予算は皆さんの収めた税金であり、予算分配は自民党の選挙を手伝ったから渡すものではなく、皆さんに平等・公平に還元するのが政治の役割だと訴えました。
さらに、今回の選挙では、「本気で国会の景色を変えたい」と語り、現在の国会議員の男女比が衆院で9対1位、参院で8対1であることを挙げ、女性が抱えている生きづらさを代弁できる国会議員や、さまざまな現場で頑張ってきた人たちが現場の声を代弁できる国会議員を増やし、防衛装備品を審議するのと同じように待機児童の問題を審議し、経団連への財政支援を審議するのと同じように児童虐待がどうしたらなくなるか審議ができるようにしていこうと訴えました。
また、同日の二子玉川駅前と三軒茶屋駅キャロットタワー前の2カ所の街頭演説でシールアンケートを実施。質問に対し、ボード上の自分の意見と一致する項目にシールを貼り街なかの意見を聞きました。