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2019年7月8日

【茨城】「リアリティのある原発ゼロ」を原発発祥の地である茨城から目指していく おぬまたくみさん

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 参院選挙4日目の7日、茨城選挙区のおぬまたくみさんの応援に枝野代表が駆けつけ、比例で立候補しているふじた幸久さんとともに水戸市内で街頭演説を行いました(写真上は、聴衆に訴えるおぬまたくみさん)。

 おぬまさんは、「リアリティのある原発ゼロ」を原発発祥の地である茨城から目指していくことを政策に掲げ、日本原子力発電の東海第二発電所の再稼働には明確に反対だと明言。リアリティのある原発ゼロとは、廃炉にするための技術開発や人材育成に取り組み、廃炉にしたあとの、新しい経済、雇用、ビジネスのプランを打ち立てていくことだと話しました。

 また、「暮らしや家計、ここに光が当たってこなかった、そんなのごじゃっぺ(茨城弁:いい加減、間抜け)です。しんねっぷり(知らないふり)をしてるようなことじゃいけません」と語り、一人ひとりの暮らし、一人ひとりの生活が今の経済政策の本丸であり、経済対策の一番大事な部分だと説きました。

 そして、消費増税は凍結する一方で所得税や法人税を見直していくこと、また、今までの経済政策は、パソコンやスマートフォンに入っている、あまり使われていないソフトやアプリだと例え、「作ったとしてもそれを使う私たち一人ひとりが使うことをしなかったらまったく意味がない。宝の持ち腐れ」だとして、使う人の立場に立った経済政策に改めていかなければいけないと訴えました。

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 ふじたさんは、政治に芽生えたのは高校生の時、茨城県議会で議長をめぐる汚職事件をきっかけに議会は自主解散となり、その後行われた出直し選挙で、収賄で逮捕されながら当選したことを目の当たりにし、その茨城を何とか変えたいと思ったのがきっかけだと話しました。また、実際に選挙に出るきっかけとなったのは、日本の海外援助。アフリカで、水がないので井戸掘をし、電気がないので発電機を使いボランティア活動をしている地域に、日本が建てたのは、水洗トイレと電動黒板の小学校。予算を使い切るためにそういったものを作ったという話を聞き、援助の無駄遣いをなんとかしたいという思いがあったと話しました。

 また、自民党の岩盤が強い茨城県で、選挙区のおぬまさんと二人三脚で、その壁を壊していきたいと訴えました。今回の選挙戦は厳しい戦いだとも話し、「逆境に強いのが、水戸を中心とした茨城の皆さん」だと語り、「自民党王国で肩身の狭い思いをしているかもしれないが、全国的に見れば、枝野代表を中心とする、新しい政治を作ろう、草の根から物事を変えていこう、現場から変えていこうという人がたくさんいる。私たちは決して少数派ではない。たくさんの仲間がいる」と支持を訴えました。

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 枝野代表は、おぬまさんのような、若く将来が楽しみな仲間がたくさん今回、立憲民主党から初挑戦していると紹介。また、こうした若い将来有望な仲間をしっかりと取りまとめていくリーダーとして、自民党の強いと言われている茨城から藤田さんに必ず国会に戻ってきていただきたいと訴えました。

 また、同日行われたテレビでの各党党首が出席した討論について、「どこに行っても安倍さんの言うことは一緒。まず民主党の悪口。批判ばかりというのは昔野党につけられた言葉だったが、口を開けば批判ばかりしているのは、最近総理大臣のほう」だと語り、安倍総理がアベノミクスの実績について一生懸命しゃべっているが、政治で一番大事なのは光の部分ではなく影の方だと説きました。そして、法人税の見直しと介護士や保育士の処遇改善について訴えました。

 さらに、脱原発について、「原発にエネルギーを頼ろうという先進国はほとんどない。ヨーロッパを中心にほとんどが自然エネルギー。太陽光や風力など、そうした自然エネルギーでまかなっていける、価格も十分に下げていける。こういう流れがヨーロッパではもう常識になっている」と話し、こうしたこれから伸びていく産業分野で日本は原発にこだわっているせいで、こういう分野で世界の先頭を走れるはずなのに、むしろ遅れてしまっていると指摘しました。そして日本の電力を貯める蓄電の技術や、脱原発に舵を切ることで、世界をリード出来る産業に育てていけると訴えました。さらに福島第一原発事故を受け、廃炉作業を行っていることに触れ、廃炉技術を確立することで、「この技術こそが世界に対して貢献できる、逆に言えばビジネスになる、これからの成長産業」だと訴えました。