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2019年7月4日

【東京】「あなたが動けば政治は変わる。あなたの力で一人ひとりが真の豊かさを感じられる社会を作っていきましょう」枝野代表

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 参院通常選挙が公示された4日、枝野幸男代表は東京・新宿駅東南口で党公認で東京都選挙区から立候補した山岸一生候補、塩村あやか候補らとともに第一声の演説を行いました。(この記事は、党公式ツイッターのツイートを再構成して作成しました。)

 山岸候補は、記者として政治が壊れていくのを見てきた。お年寄りが謝らなければいけない、若者が我慢しなければいけないという空気がある。でも、あなたの生きづらさは自己責任じゃない。おかしいことに声をあげられるような社会を作っていきたい。力をお貸しくださいと、訴えました。

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 塩村候補、これまで都議会議員として取り組み改善できたこともあった。国全体見たらどうでしょうか。景気の回復の実感がない。年金の問題。国はローンを組んでまで武器を買う。一方で、どんどん福祉を削っています。私は安心して年をとっていける日本にしていきたいと、訴えました。

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 また、比例で立候補している白沢みき、市井紗耶香、奥村まさよし、斉藤りえ、佐藤かおり、川田龍平、石川大我各候補もあいさつしました。

白沢候補は、「堂々一人家族」というテーマを掲げている。一人暮らしの人の声が政治に反映されていない。家族や親族という前提で政治が作られています。日本の半分は単身世帯になると言われている。一人の個人が安心できる社会のシステムを作っていかないといけないと、訴えました。

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市井候補は、政治の世界に子育ての当事者が少なすぎる。今4人の子育てをしていますが、日本の状況は子育てに優しいとは言えない。児童手当だけでは不十分。誰かが声をあげてくれるのを待つのではなく、自分自身で勇気をもって一歩を踏み出す必要があると思い立候補しましたと、訴えました。

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奥村候補は、政治活動を始めてから、こんなことなら子どもを産まなければよかった、保育園に入れない、キャリアを捨てなければいかない、というメールをもらった。本当にショックでした。この問題を解決しなければならない。この理由だけで今回立候補をしましたと、訴えました。

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斉藤候補は、この国に多様性の旗を掲げるという強い思いを持って立候補した。聴覚障がい、働く女性、子育ての当事者として、生きづらさを感じている人たちの代弁者として挑戦しています。全ての人にやさしい社会を求めていきたい。みなさんと共に、新しい景色をつくっていきたいと、訴えました。

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佐藤候補は、これまでDV、性暴力被害者の支援に携わってきた。それは私自身が被害にあったことがきっかけ。私は、仲間とつながることで問題を解決できることを経験から学んだ。政治家は困難を抱えた人の声を聞くことが仕事。こうした状況に変えていかなければならないと、訴えました。

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川田候補は、19歳から薬害エイズの被害者として裁判を戦ってきた。枝野代表はその時から一緒に戦ってくれました。政治を動かすことで社会を変えることができる。誰もが不安になってしまうような、この国の社会保障を何としてもよくしていきたいと、訴えました。

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石川候補は、全国1000万のLGBTのみなさんと、その権利を勝ち取っていきたい。今こそ、婚姻の平等、同性婚を日本でしっかりと作っていきたい。大きなチャンスです。みなさんの友人のために、みなさんのためにと、訴えました。

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 枝野代表は、「安倍政権が発足して6年半、確かに株価は上がった、企業収益は過去最高。でも本当に、あなたの暮らしはよくなったのでしょうか。安倍政権で確かに雇用が増えているかもしれないが、非正規雇用が全体の4割に達し、貯蓄がゼロという人が3割を超えている。年収200万円以下の人が約1000万人の中、どうやって老後のために2000万円貯めたらいいのでしょうか。みなさんの暮らしの安心は、実は壊されてきた。これ以上、壊されてはいけない。暮らしを守る。生活を防衛する。そのための戦いにしていきましょう」と訴えました

 続けて、「日本は大きな転換期を迎えている。人口減少、超高齢社会、格差と分断がどんどん激しくなっている。それだけ一人ひとりの暮らしは多様化した。それがまだ昭和のど真ん中にいるような政治の状況。私たちの手で政治の変化をつくっていきましょう」と語り、さらに「私たちは多様な暮らしを認め合う社会をつくる。真の豊かさを感じられるような社会をつくる。それができるのは政治だけです。低賃金だから人不足だといわれている看護師さん、保育士さん。政治が変えていけるんですよ。社会全体の活力を引き出していきましょうよ。画一的な金太郎飴のような社会を前提としていてはもうダメなんです。政治が機能しないせいで、いろいろな困難にぶつかってる、そのお一人お一人が立憲民主党。そのために立ち上がってくださったのが立候補者たち。その一人一人にみなさんの思いを託していただきたいと、訴えました。

 そして、「多様な候補者が声を上げたら、政治は変わる。みんな一人一票を持っている。みなさんのお知り合いの方に声をかけてください、『まずは、投票に行こうよ』と。あなたが動けば政治は変わる。あなたの力で一人ひとりが真の豊かさを感じられる社会を作っていきましょう」と訴え、党と候補者への支援を求めました。

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 また枝野代表は街頭演説の終了後、記者団の取材に応じました。質疑応答の要旨は以下のとおりです。

Q:第一声を終えての感想をお願いします

 雨の中にも関わらず、たくさんのみなさんにお集まりいただき大変感謝をしています。そして当事者的な立場から立候補してくれた仲間がそれぞれの熱い想いを込めて力強く語ってくれたので、大変心強く思っています。

Q:党を立ち上げた衆院選と違い、今回は野党第一党の党首として迎える参院選。心境は

 立憲民主党を立ち上げて1週間で始まった、あの衆院選の初心をもう一度思い起こしながら戦っていきたいと思っています。

Q:何が問われる選挙だと

 まさに暮らしの安心、生活防衛。そのために何が必要かということだと思っています。

Q:今回の選挙の候補者、顔ぶれ自体が党の主張だということもおっしゃっていましたが、選挙を通じてどういう価値観を訴えていきたいか

 社会全体の価値観やライフスタイルが多様になっているなかで、多様な現場の声、暮らしの声がしっかり届く、そういう社会にしていきたい。

Q:全国32ある1人区では野党統一候補が揃いました。1人区でどういった戦いをしていきたいか

 今の安倍政権では、生活が破壊される、安心が壊れていく。これに対して生活防衛のための連携、連帯が1人区すべてでできたことを大変うれしく思っています。ぜひ今の暮らしに危機感をもっていらっしゃるみなさんの力を結集できればと思っています。