2019年5月20日
「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」で家族会などが訴え
「家族会北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」および「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」の主催で19日、「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」が開催されました。
冒頭、主催者を代表して、拉致被害者・横田めぐみさんの弟である横田拓也・家族会事務局長があいさつをしました。拉致被害者の親世代にとって残された時間が少ないことを強調した上で、『全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません』とする金正恩委員長へのメッセージを、家族会・救う会が今年2月に公表したことに言及、一刻も早い解決を求めました。また、5月の訪米で、日本以外の政府関係者や被害者家族とも連帯を進めてきたことに触れ、国内でのさらなる支援を呼びかけました。
立憲民主党の拉致問題対策本部事務局長を務める村上史好衆院議員は、「拉致被害者の皆さんを取り戻すことができず、立法府に身を置く者として、力の足りなさを痛感している。拉致問題の解決のためには、与党・野党の区別なくみんな一緒に全力を尽くしてまいりたい」と言葉を強めました。
横田早紀江さんをはじめとする家族会の方々が切なる思いを訴えた後、全拉致被害者の即時一括帰国を迫るための日朝首脳会談実現などを求める決議案が採択されました。
会場には、拉致被害者救出を求める署名1340万筆以上が積み上げられ、全国の支援者の長年にわたる思いが結集されていました。