長妻昭代表代行は21日夜、衆院沖縄3区補選で屋良朝博氏の当選が確実となったことを受け、記者団の取材に応じました。
長妻代表代行は、「党として調整会議に入って、全力で応援をさせていただいたということで、非常に喜んでおります」とコメントしました。
勝因について、今回の補選は知事選と違い自民党が明確に辺野古を争点にするという姿勢をみせており、「その中で屋良氏はノーということを明確におっしゃった」。「軟弱地盤の問題が表面化したにも関わらず、そして沖縄の県民投票の結果が出たにも関わらず、安倍総理は『県民に寄り添う』といいながら全く無視して強行した。こういうことについても県民の怒りというのが背景にあったのではないか」と分析しました。
さらに「昨年の知事選に続いて県民投票を含めて3度目。『三度目の正直』という言葉もありますが、3回これだけ民意が安倍内閣に突きつけられている」と語り、「県民に寄り添う」という言葉が本当であれば、「辺野古基地の建設をしないという解決策に向け、アメリカ政府と再交渉すべきだ」と語りました。
同日行われた衆院大阪12区補選について、藤田氏(維新)が当選確実と見られている状況で、「国会議員が宮本さんの応援に相当入り、代表も現地の事務所に参りまして我々も応援をしたのですが、なかなか及ばなかった。こちらのほうは我々の望む結果ではなかった」と語りました。
さらに、「維新という政党が非常に強い地域だいうことが大きい。それと樽床さんは、かつて民主党で活動をされていた方で、そういう意味では、我々の関係者の票が一定程度、そちらの方に流れた側面もある」と話し「この結果については分析をして、次にいかしていきたい」と語りました。