枝野幸男代表は15日、北海道を訪れ北斗市内・函館市内で、来月行われる北海道知事選挙で推薦を決定している石川知裕(いしかわ・ともひろ)元衆院議員、逢坂誠二政務調査会長とともに街頭演説を行いました。その後、函館市内での集会で枝野代表から石川元衆院議員に推薦状を手交しました(写真上は、北斗市七重浜で訴える石川元衆院議員)。
北斗市七重浜での街頭演説で逢坂政調会長は、現在の北海道知事の16年間、本当に北海道のためになることをしたのか、先送りしてきた16年間だったのではないかと問い、「道民の皆さんの心に響くストレートにストライクが届くような政策は何一つなかった」と語りました。
枝野代表は、「スーツを着て、ネクタイを締めて、東京に足を運ぶ。これが求められている時代は終わった。地域に中に入っていって、皆さんとひざ詰めで、地域の暮らしの声を聞き、地域の持ち味を生かしていける、こうしたリーダーこそが求められている」と語りました。
石川元衆院議員は、「北海道独立宣言」を掲げており、自民党の武部勤元幹事長が新聞記事で「北海道に今必要なのは独立の気概だ」と話していたことを取り上げ、「(武部氏が)応援してくれているのかと、私もびっくりした」を語り、聴衆をわかせました。
また、札幌への一極集中と人口減少の課題を解決していかなければならないと指摘。道内各地をまわっているなかで、各地域での課題を聞いたと語り、(1)農林水産業を下支えすることで雇用と付加価値を生んでいく(2)観光分野の強化(3)鉄路(鉄道)をどう守っていくのか(4)分散型エネルギー社会を作る――といったことが必要だと訴えました。
観光分野については、「ハワイにはカジノがない。安心して女性も子供も観光を楽しんでもらえるようにしているから」と語り、カジノより子供が喜ぶ敷設が必要だと訴えました。