首都圏反原発連合が主催する「0310原発ゼロ☆国会前大集会-福島・希望と共に-」が10日午後、国会正門前で開催され、再稼働に反対し原発ゼロを求める各党代表や市民が参加しました。立憲民主党を代表して政務調査調副会長の大河原雅子衆院議員があいさつし、発災当時の総理であった菅直人衆院議員、超党派議連・原発ゼロの会事務局長の阿部知子衆院議員もスピーチしました。

 菅元総理は「原発事故当時、最悪首都圏5千万人の避難というギリギリの判断に立たされた。福島原発の事故以来、原発建設コストは3倍になり、もはや採算を取ることはできない。明日からの1 年、原発をゼロにする1年にしていこう」と訴えました。阿部議員は「安倍政権の次の政権は原発ゼロの政権にする。その時すぐに何をしなければならないか、原発ゼロの会はその準備を進めている。戦争の終わらせ方を考えていなかった戦前の過ち反省し、原発ゼロ基本法を具体化する政権を作っていきたい」と決意を語りました。大河原衆院議員は「いま党のジェンダー平等推進本部事務局長として女性候補擁立に取り組んでいる。クリティカルマスという言葉があり、議会では女性が30%超えないと女性が関心を持つ政策は実行されないと言われる。原発ゼロ、ジェンダー平等を求める議員が30%を超えるよう議会の構成を変えよう。統一地方選と参院選でそうした候補を応援し、原発ゼロを実現しよう」と呼びかけました。