2019年2月18日
「『エモい議員になる』って言ったら『マジ卍!』って言われた」福山幹事長
立憲民主党青年局(局長、中谷一馬衆院議員)は18日、国会近くのイベントスペースで高校生を中心とした10代を対象に「オイシイ!?おしゃべり会議」と題したワークショップを開催。高校生インスタグラマー、モデル・俳優などのゲスト4人と、党所属の若手議員などの関係者も含め約100名が参加し、党の応援や立憲パートナーズ加入のお願い、政権与党や他党の批判はしないといった約束を掲げ、疑問をぶつけたりお互いに悩み相談をしたりしながらおしゃべりを楽しみました。
参加者と議員はお菓子(500円以内)を持ち寄り、6~8人程度のグループに分かれ、(1)参加者が世の中への疑問を挙げ、それに参加議員が答える(2)参加議員の悩みを聞き、それに参加者がアドバイス(3)参加者が悩みを挙げ、それに参加議員がアドバイス――という3部構成で行われました。
参加議員からの悩みを聞くパートでは、三神尊志さいたま市議会議員は悩みとして、「選挙が近くなるとパートナーとの仲が悪くなるのでどうしたらよいか」と質問、参加者からは「当選するしかない」「毎晩『ありがとう』『ごめんね』と言う」「政治への熱意を改めてちゃんと伝える」などのアドバイスを受けました。
また篠原豪衆院議員は、「『マジ卍』とか分からない、若い人とコミュニケーションがとれない。若い世代に訴えかけても届かないのではないか」と悩みを相談。「卍を使ってください」「SNSも若い人が興味があり見ているものをみる」などのアドバイスを受けました。
参加者からは、「(このテーブルでは)子どものことで悩んでいるという話をきき、親としての接し方を聞かれ、『自分の親も、いろいろ悩んで考えて育ててくれたんだ』と学んだし、親の悩みがよくわかった」と語りました。
今回のイベントを通して参加者からは、
○いろんな意見を聞けて楽しかった。人の前で話すことは得意じゃなく、知らない人とも話す機会がないのでいい経験になった。他の政党と共同でこういうイベントもいいと思う。また参加したい。
○おしゃべり会議とか、すごくいいイベントで、立憲フェスとか、立憲カフェとか、他の党に先駆けて市民を巻き込むイベントをやっているのが立憲民主党だと思うので、これからも他の与野党関わらず、いろんなところにこういうイベントを進めて行ってもらいたい。第2回をお待ちしています。
○自分の学校に、こういう政治の話をする仲間とかまったくいなくて、逆に政治の話をすると「なにあの子、すごいかたい話をしてるんだけど」みたいな目でみられて悲しかったんだけど、こうやって集まって話している人たちが自分以外にもたくさんいるんだなと安心した。議員とも話ができて貴重な機会だった。
○楽しかったです。日々の選挙の時もこんな感じで政策とかもっとラフな感じでしゃべれたら、もっと選挙に興味が出たりするのにと思った。
○私の悩みは、いろいろ考えてしまうことなので、「壮大な宇宙を考えると私ってただのゴミでしかないないんだな」とか(堀越議員から「そんなことないよ」という声)、将来のこと、「人類が築いてきた文明は私たちが亡くなってからどうなるんだろう」とかいろいろ悩んだことを議員に聞いてもらったら、「悩めることを誇りに思え」って返ってきた。これで今年はがんばれます。
○途中参加だったけど、本当に楽しかった。政治家や政治を間近に感じられた気がします。みんなの意見とかを聞いていて、もし可能であれば、もっと詳しいイベントを開いたり、政策とかも提言してみたい。
などの感想が寄せられました。
ゲストの4人からは、
○まったく政治に興味がなくて、話が難しいかなと思っていたらそうでもなくて、みんな楽しそうに会話をしてて、みんな考えているんだなって、自分も考えなきゃなって思いました。楽しかったです。(井上ありさ[サブリナ]さん)
○政治に興味が無いと言うか、なかなか難しいことを勉強をするのが苦手なほうで、でもこうやって議員さんと生で直接話しができて、すごく勉強になった。2回目も参加したい。(高橋龍之介さん)
○すごい楽しかった一日でした。政治家の人と関わったことがなくて、政治のことに興味がなくて、国会中継とかちらっと見たりとかはしたんですが、普段関われない方々と関われていい経験になった。将来の夢は政治家じゃないですが、もっと政治に関われたらいいなと思いました。第2回も参加します。(川村佳輝さん)
○議員の人は真面目で堅苦しいイメージがあって、学校の先生みたいなことを言われるのかなって思ったんですが、意外と私が疑問に思っていたこととかを言うと、「そうだよね」みたいな感じで共感してくれる方が多くて楽しかった。(木村りかこさん)
といったコメントがありました。
幹事長は、今回のイベントに参加した感想で、「『エモい議員になる』って言ったら『マジ卍!』って言われた」と会場を沸かせました。そして「何を考えているのか、悩みや、将来のこと、考えていることに対してこうして欲しいとか、加わったテーブルでも奨学金の話とかも出て、楽しい話だけじゃなくってリアルな話も聞いたので、逆にみんなで考えて、政策提言を作って、それを僕らが受け止めるといったことをできればやらせていただきたい」と語りました。
これを受け、政策提言をしたいと発言した参加者から「ありがとうございます。他に手伝ってくれる人がいたら」と話があると、協力したいという何人もの参加者から手が挙がりました。そしてイベント終了後、参加者同士でLINEでつながり今後の準備を進めることになりました。
イベントの最後に局長の中谷一馬議員は、「政治に対して無関心になることがあったとしても、政治と生活が無関係になることは決してありえません。例えば、学校の校舎を造ったり、学費を決めたり、教育のプログラム、教科書を選んだりとか、これも全部政治が意思決定に関わります。だからこそ、『何かおかしいな』と思うことがあったら、僕たちの世代が声を上げて、それを変えていく、そうならないといけない、そんな思いのきっかけにしていただけたらうれしい」とあいさつしました。
司会:堀越啓仁衆院議員、原田謙介参院議員公認内定者
参加議員など:(衆院議員)落合貴之、篠原豪、中谷一馬、堀越啓仁、松田功、森山浩行、(参院議員)福山哲郎、(参院議員公認内定者)原田謙介、(地方自治体議員)池田麻里・さいたま市議会議員、菊地慶太・草加市議会議員、島田一隆・所沢市議会議員、須山卓知・府中市議会議員、関根ジロー・松戸市議会議員、中西直美・逗子市議議会議員、中村延子・中野区議会議員、西崎翔・目黒区議会議員、西澤圭太・東京都議会議員、早川貴光・佐野市議会、福田晃・越谷市議会議員、細川威・越谷市議会議員、三神尊志・さいたま市議会議員、(地方自治体議員公認内定者)大野トモイ・横浜市会(港北区)、田中優希・横浜市会(青葉区)。(50音順)