デンマーク王国のフレディ・スヴェイネ特命全権大使が20日午前、枝野幸男代表、亀井亜紀子国際局長を表敬訪問し、社会保障、再生可能エネルギー、外交、貿易政策、憲法――などをテーマに懇談しました。

 デンマークは再生可能エネルギー先進国で、電力の約61%を再生可能エネルギーで供給しています。1985年に原発に依存しない政策を選択し、2012年には2050年までに再生可能エネルギー100%を目指すエネルギー計画が採択され、政府が設備投資補助など手厚い促進策を実施してきました。

 スヴェイネ大使は、「安全保障は、国内、国際、食品、エネルギー、水の5つの面から考えるべき。エネルギーの安全保障のためには、長期的には再生可能エネルギーへの転換が非常に重要」と述べました。

 それに対し枝野代表は、経済産業大臣として送電網の整備、電力システムの転換を扱ってきたことを述べたうえで、「原子力から再生可能エネルギーへの転換は、すでに党是である。化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を党としても推し進めていく」と語りました。