航空産業や空港、関連するサービス部門で働く人たちで構成された労働組合の航空連合が3日午前、都内で第20回定期大会を開催し、連合の神津里季生会長や各党代表、国交省、定期航空協会が来賓として出席し、立憲民主党を代表して枝野幸男代表があいさつしました。
航空連合の島大貴会長はあいさつで、超党派の航空政策フォーラムの議員が中心となって先の通常国会に議員立法で提出した「航空保安法案」の成立を目指しすとともに、航空機燃料税や譲与税など空港整備勘定に対する取り組み、産業全体での活力の好循環実現と人材育成などの今後の課題を提起しました。
来賓あいさつで枝野代表は「昨年の10月3日、立憲民主党の政党届出のあと最初に党代表として挨拶にたったのが航空連合の大会。たった1人から始めた取り組みを1年でここまで育てていただいたのは、あの時の皆さんのご支援のおかげだ」と感謝し、「インバウンドの外国人旅行者で航空需要が増えているが、災害が相次ぐなか訪日した旅行者や住所地でない場所で被災した人の安全安心をどう守るかが大きな課題になっている。空港やサービス部門でこうした方々と向き合っている皆さんのご苦労に応えられるよう、情報提供の多言語化も必要だ。さらに重点要望されている航空保安法の成立に向けては、超党派で協力して取り組んでいく」と決意をのべました。