立憲民主党は29日、都道府県連合選出の代議員と衆参総支部長(非国会議員)が出席する代議員会議を開き、福山哲郎幹事長から「年間活動方針案」と「平成29年収支決算・平成30年収支中間仮決算」の提案があり了承されました。
会議冒頭の枝野幸男代表のあいさつは以下のとおりです。
皆さん、お世話さまでございます。
台風が接近ということで、特に経路にあたっている地域の皆さん、ご心配のことと思いますし、それぞれの地域で残られているスタッフの皆さん中心にして万全の体制、備えていただいているかと思います。
そんな中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。ようやく初めての党大会を開催できるという状況になりました。まだ、1年前の今日は全国の皆さんから様々な形で背中を押していただきながら、党を立ち上げるという大きな決断、どうしようかと悩んでいた。そこからまだ365日経っておりません。そんな中を国会では小さいながらも野党第一党という立場を与えていただきました。そして、30を超える都道府県の組織、お集まりの皆さんのご尽力もあって、立ち上げることができました。
この1年の歩みを考えると、実は率直に申し上げて昨年の10月2日、結党呼びかけの記者会見をした時の状況を考えれば、こんなに大きく前に進めたということを自分でも驚いている状況であります。それだけ、私たちは多くの国民の皆さんの期待をいただいて今日まで歩いてきているということだと思っています。
一方で小さいながらも野党第一党という立場を与えていただいた以上は、私たちは次は政権を担うという、そういう責任も国民の皆さんから課せられているというふうに思わなければなりません。
そして、次は政権を担うという観点から見た時には、まだまだ国会議員団のチームも数は足りません。何よりも全国津々浦々で国会があろうがなかろうが、常に立憲民主党の旗を国民の皆さんに見ていただけるそうした活動のできるそれぞれの地域での拠点が必要である。そこで共に戦っていただける仲間が必要であります。
いまだ都道府県組織もできていない10あまりの県ももちろんでありますけれども、お集まりをいただいている都道府県連合代表の皆さんの地域においても、本当に少ないメンバーで乏しい予算で最大限のご尽力をいただいていると思っていますが、それぞれの地域における活動が充実したものとなり、テレビや新聞を読まなくても立憲民主党が何をしているのかが分かる、国民の皆さんにそうした状況を作っていくこと、それが政権を担っていく上での大前提だというふうに思っています。
ここからの1年間では、統一地方自治体議員選挙があります。参議院選挙があります。もしかするとダブル選挙かも知れませんが、そのこともしっかりと視野に入れながら政権を担える政党にふさわしい体制を作っていく。まっとうな政治を作っていく新たなステージをこの党大会から(スタートを)切ってまいりたいと思っています。
すでにこの1年本当にゼロから、下手をするとマイナスと言っても良いような状況から、それぞれの地域での活動を進めてきていただいている皆さんには、本当に頭の下がる思いでございますが、私たちが私たちのためにやっているのではない。この国にまっとうな政治を取り戻すために多くの国民の皆さんの付託を受けて、期待を受けて活動をしています。
厳しいけれども新しいステージにしっかりと登っていけるようにみんなで心を合わせて参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。