立憲民主党は24日、栃木県で農業従事者の視察と農山漁村タウンミーティングを開催しました(写真上は、いちご農園で話を聞く視察団)。
視察団はまず栃木県鹿沼市の「鹿沼市農業公社」及び「農業生産法人かぬま」を訪問しました。鹿沼市では、昭和40(1965)年代より高速道路など地域のインフラ開発が進むなか、農業従事者の他産業への流出や農家の兼業化が大きな課題となっていましたが、1974年に設立された鹿沼市農業公社は、これら農家から農作業を受託することにより地域農業の保全に大きな役割を果たしてきました。今は約500戸の農家から農地賃借及び作業委託あわせて約400haを対象として、水稲・麦・ハトムギ・大豆・そば・いちご等の作付けを行っています。視察団は同法人の業務概要について説明を受けた後、とりわけ近年に力を入れている新規就農者支援事業に関し、いちご農園で研修に励んでいる方々の状況について視察しました。
その後、宇都宮市内で「農山漁村タウンミーティングinとちぎ」を開催。タウンミーティングでは基調講演として、元農林水産大臣で弁護士の山田正彦さんから種子法廃止に伴う農業分野への影響について、また環境エネルギー政策研究所特任研究員の山本精一さんから農業と再生エネルギーの両立について話をいただいたのち、参加者から質問を受ける形で、食糧と農家を守るために何をなすべきかをテーマに活発な議論が行われました。
○参加した国会議員
佐々木隆博 衆院議員 党副代表、農林水産部会長
福田昭夫 衆院議員 党栃木県連合代表
大河原雅子 衆院議員