23日午後、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会らの呼びかけによる「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」が開催、立憲民主党を代表して村上史好拉致対策本部事務局長が出席し、連帯のあいさつを行いました。政府の拉致問題対策本部長である安倍総理、加藤拉致問題担当大臣が出席、超党派拉致議連の代表、自民・国民民主・公明・維新・希望の各党代表者もあいさつしました。

 主催者あいさつで飯塚繁雄家族会代表は「こうした集会を開催し続けることで、私たちは全被害者の即時一括帰国を絶対にあきらめないという決意を訴え続けたい。米朝会談で情勢はさまざま動いているが、私たちは拉致被害者の帰国に焦点をあてた取り組み、帰国に向けて着実に進んでいく取り組みを政府に強く求めたい」とあいさつしました。

 村上事務局長は「拉致被害者の即時一括帰国にむけて、与党・野党が一致協力して取り組みたい。被害者家族の想いを実現するのは政治家一人ひとりの責任であるし、ひとりの国民として当然のことだ。政府が北朝鮮と交渉するにあたって、与野党一致して北朝鮮と対話する一枚岩の状況を作るのは野党第一党としての責任だ。皆さまのご意見をいただきながら全力を尽くしていく」と決意を述べました。集会では拉致被害者家族や特定失踪者家族からの訴えが行われ、集会決議を採択し、2000人の参加者全員でシュプレヒコールを行って閉会しました。