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ニュース

2018年7月30日

同性婚の法整備検討は、「杉田議員に併せて議論しているわけではない」福山幹事長

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 福山哲郎幹事長は30日午後、国会で定例会見を開きました。

 会見の冒頭、福山幹事長は、台風12号と西日本豪雨災害について、「(台風の)被害が出ているところの復旧、これまでの豪雨災害等について被災されている方々に対するさらなるケアが重要。引き続き、豪雨災害については、注視し寄り添っていきたい」と話しました。

 また、今後の党の対応については、8月2日に災害対策本部会合の開催を予定しており、各地の被災状況をとりまとめ、党として政府への要望事項をまとめると説明。さらに補正予算の早期編成と、国会での議論を求めていくことにも言及しました。

 枝野幸男代表が20日の衆院本会議で内閣不信任決議案の趣旨弁明として行なった演説が出版されることについて、出版社側から打診があり出版に至ったと経緯を説明、その上で、「残念ながらNHKの中継がなかったので、2時間43分の原稿の全貌をお示しすることが難しい中、出版という形で国民に少しでも演説を知っていただく機会ができることは我々にとっては歓迎すべきこと」と語りました。

 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長が大会の暑さ対策のため、サマータイム導入を政府に要望したことについては、地球温暖化防止のために各国で導入されている制度だとした上で、過去、自民党議員も参加したサマータイム議員連盟で議論したが、結果として自民党に反対論が多く見送られた経緯があり、「安倍政権もあまり積極的ではないので残念」と述べました。

 また、大会開催にあたり選手・観客・スタッフへの負担を考えると一考の余地があるとした上で、1年限りの導入はあり得ないと述べ、導入にあたっては「オリンピックに向けて準備をすることはありうるかも知れないが、一方で地球温暖化対策も含め、抜本的な温暖化対策に向けてのライフスタイルのあり方という位置付けの中で、サマータイム導入というのは議論されるべきだ」と語りました。

 自民党の杉田水脈衆院議員が、月刊誌で「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものか」「生産性がない」などと寄稿したことに関連し、党が同性婚の法整備を検討しているとの報道があることについて問われると、党の憲法調査会とSOGI(性的指向、性自認)に関するプロジェクトチーム(PT)で議論を始めていると説明しました。

 この時期に議論する意義を問われると、「昨年の政策にもLGBT差別解消法の制定は党の強い意志として申し上げているし、ジェンダー平等推進本部を立ち上げ、つながる本部ではLGBT法連合会とも継続的に意見交換をしながら、SOGI・PTを立ち上げ、動かしている」と述べ、杉田議員に併せて議論しているわけではないと否定しました。

 また、「こういう社会の流れの中で、LGBTに対して理解促進し深め、差別解消するべきだ。社会の中でLGBTの皆さんに対して、生きやすい理解の広がった社会にするべきだという世界の潮流があるなかで、まったく時代遅れの無理解な人権無視の発言がされることのほうが、私は問題だと思う。逆に杉田議員に何故この時期にあんな考えられないような論文を載せたのかということをこちらが聞きたい」とも語りました。