「安定的な皇位継承を考える会」は20日午前、講師に高森明勅氏を迎え国会内で第1回目の会合を開きました。

 本会の課題は(1)来年の皇位継承に向けた課題の整理(2)恒久的な皇位継承を保つための論点整理――の2点。昨年6月に成立した「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」(退位特例法)の付帯決議にある、法施行後に安定的な皇位継承を確保するための諸課題の検討を政府に求めた点について、来年4月の法施行に向け、年内に党内で論点を取りまとめ、年始から立法府での議論、施行後に政府で検討ができるよう準備を進めていきます。

 今回の会議では、来年の皇位継承に向けた課題整理のスケジュール感と、幹事として川内博史、矢上雅義、落合貴之各衆院議員と風間直樹参院議員の4名が加わることを確認しました。

 会議の冒頭、同会会長の海江田万里最高顧問は、「野党第一党の立場で意見を取りまとめていく」と、また同会事務局長の山尾志桜里衆院議員は、「立法府の意思の前提として、立憲民主党の意思がきちんと議論の土台として社会に提起できるようなスケジュール感で物事を進めていく」とあいさつしました。