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2018年7月17日

国会改革の提言を承認 政治改革PTが取りまとめ

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 立憲民主党は17日午後、常任幹事会で党政治改革プロジェクトチーム(座長、森山浩行副幹事長)で取りまとめた国会改革の提言を承認しました。

 常任幹事会後に会見を開いた福山幹事長は冒頭、「この国会は、改ざん、隠ぺい、虚偽答弁、憲政史上前代未聞の異常な国会が180日に及んで続いた。さらに非常に長い答弁や野党がいくつかあることにより短時間での建設的ではない党首討論が繰り広げられた。一強多弱の中で国会の監視機能が非常に弱まっているのではないかという声もあり、そのことも含めて我々は強い国会、監視機能がしっかり働く国会を目指すべきだという思いでまとめた」と述べました。

 国会改革の具体案は、(1)議員提出法案の審議活性化(2)国会における虚偽答弁や国会提出資料の改ざん・ねつ造の防止(3)国会に招致する政府参考人の範囲の拡大(4)国会の資料要求の適正化(5)国会議員間の自由討議の活性化――など18項目。

 今後は、各党に内容の説明を行ない、衆院の議会制度協議会、参議院改革協議会で協議できるよう呼びかける予定です。

 記者から、野党の議員立法がそのまま成立するのが難しい現状の中、提言にある審議する意義を問われると、山内国対委員長代理は「そのまま成立する可能性は少ないかもしれないが、国民が見ている場で議論し議事録に残すこと自体、価値がある。例えば今年、我が党で原発ゼロ基本法を作った。超党派で議論してもらいたいし、それに対する自民党議員の意見も公の場で言ってほしい。自民党がどう思っているのかを衆人環視の元、オープンな場で議論すること自体に価値がある。成立しないから議論の価値がないということにはならない」と説明しました。

 会見には、森山浩行副幹事長も出席しました。

【国会改革具体案の項目】
1.議員提出法案の審議活性化
2.国会における虚偽答弁や国会提出資料の改ざん・ねつ造の防止
3.国会審議を通じた法案修正の活性化
4.国会に招致する政府参考人の範囲の拡大
5.国会の資料要求の適正化
6.予算委員会および決算行政監視委員会の委員長ポスト
7.国会議員間の自由討議の活性化
8.女性議員が活躍しやすい環境の整備
9.国会に独立性のある財政機関を設置
10.国会に防衛監察委員(防衛オンブズマン)制度を創設
11.国会の原発事故調査委員会の再設置
12.党首討論のあり方の見直し
13.首相の解散権の制約
14.臨時国会の召集期限の法制化
15.国会の調査局や法制局の職員のさらなる能力向上
16.質問の事前通告の適正化について
17.国会の歳出削減
18.請願制度の改善

立憲民主党の国会改革案_20180717.pdf

内容の説明をする山内康一国会対策委員長代理
内容の説明をする山内康一国会対策委員長代理
内容の説明をする森山浩行政治改革PT座長
内容の説明をする森山浩行政治改革PT座長