日本退職者連合の第22回定期総会が12日、東京都内で開催され、立憲民主党を代表して長妻昭代表代行があいさつしました。

 総会冒頭で壇上に立った日本退職者連合の人見一夫会長は、「安心して暮らせる生活優先の社会にするため、統一地方選挙と参院選挙を勝ち抜く必要がある。自己責任の社会から支えあいの社会に変えるためにも、100万人の退職者連合を目指し、さらに元気に活動してまいりましょう」と呼びかけました。

 続いて連合の相原康伸事務局長が登壇。長く生きることが(経済的)リスクとならない社会の重要性を強調し、「この30年間で、平成モデルと呼べる働き方や社会構造が積み上がったのか、いささか疑問。次の時代につながるような社会を残したい」とあいさつしました。

 長妻代表代行は、家計・森友学園問題に言及した上で、映画監督の伊丹万作氏の文章を紹介。「『先の戦争ではだまされていた』と皆が言う。でも、だます者がいてもだまされる者がいなければ、その戦争は成立しなかったのではないか。『だまされた』と言って平然としている人は、何度でもだまされる。今も、別のウソによってだまされているに違いない」。

 国民に本当のことを言わなくなった政治の末路を憂い、「決して諦めずに政治浄化に努める」と力を込めました。