NTT労働組合の第21回定期全国大会が12日午前、福島県郡山市で開催。立憲民主党を代表して枝野幸男代表が来賓として祝辞を述べました。組織内議員として来年改選を迎える吉川沙織議員は参院選にむけた決意を語り、岡本あき子衆院議員、石橋通宏参院議員らもあいさつしました。
喜井広明中央執行委員長はあいさつで、ネット社会における人権、NTTグループ中期経営戦略への対応、働き方・処遇改革への視点、結成20年を迎えるNTT労組運動の強化などについて課題提起しました。政治課題については、「政策」「方針」「国民政党」を前面に出した政党間の切磋琢磨と共闘が政権獲得につながる道筋となると指摘し、「NTT労組が組織内議員として擁立した吉川沙織の参院選必勝を何としても勝ち取ろう」と訴えました。
枝野代表は昨年の衆院選での支援に感謝を述べ、「来年は吉川さんの参院選。党代表として結果を出せるように頑張りたい」と決意を述べました。そのうえで「いま政治は大きな転換にむけた生みの苦しみの季節。ベルリンの壁の崩壊後、右か左かではなく、社会を下から支える政治かどうかの転換が世界で始まっている。地縁血縁による支えあいがなくなるなか、政治や行政が新しい支えあいの仕組みを作り出していく。セーフティネットをしっかり強化することが求められている。これまでのスキームを乗り越えて、新しい軸のもとに草の根の新しい政治をすすめていく、その旗をより明確に掲げることによって、国民の皆さんに幅広い共感をいただけるようさらに努力していきたい」とあいさつしました。