立憲民主党は9日午前、臨時の役員会を開催し、豪雨災害への対応などについて協議しました。

 役員会後、枝野幸男代表と福山哲郎幹事長が記者会見を開き、枝野代表は冒頭、今回の豪雨災害は東日本大震災の後では最大級の自然災害だと述べました。今後の天候状況によってはさらに事態が深刻化する可能性もあることから、災害対応に政府・与野党が全力を挙げて取り組めるよう、政治休戦も含めて、対応するよう党役員に指示をしたと報告しました。

 福山幹事長は、(1)本日、野党国対委員長会談の開催(2)明日、IR実施法案(いわゆるカジノ法案)の審議を予定しているが、所管の石井国土交通大臣には災害対応に万全を期していただくため、政府・与党側に委員会開催を見送るよう求める(3)他の委員会も、政府が最大限の万全の対応できるよう政治休戦も含めて配慮するよう与党側にも求めていく――ことを報告しました。

 また、参院選挙制度については、選挙区によっては被災している地域があると述べ、無理な委員会運営はしないように要望すると説明、その上で、手続き上、希望の党とともに2増2減案を提出する予定だと述べました。

 この法案提出について、「法案の提出することと審議を今やれということは全く別次元」と述べるとともに、各党の法案が提出されている状況で、「(法案を)出さないのはままズルズルといくのが本当に責任あることかということも含めて手続きとしては提出をする」と説明しました。

 総理大臣の外遊については、「海外に出るべきではない。さしたる大きな案件のあるような外交日程ではないので、当然、災害に万全を期すべきだ」と述べました。