立憲民主党は19日朝、議員会館で建設技能者の育成を支援する議員連盟の設立総会を開催し、赤松広隆発起人代表のあいさつのあと、規約と役員構成が承認されました。同議連は、大工・左官など建設業に従事する建設労働者や職人で組織された全国建設労働組合総連合(全建総連)と協力し、建設技能者の環境整備と育成を目的に結成され、会長に枝野幸男代表、顧問に赤松副議長、川内博史・斎藤嘉隆両議員が幹事長・事務局長に就任。約40人の衆参国会議員・秘書が総会に参加しました。
全建総連からは吉田三男中央執行委員長や勝野圭司書記長らが出席し、来年度予算や建設業の就労環境改善にむけた要望として、(1)適正水準の賃金支払いと下請業者への法定福利費・安全経費支払いの徹底(2)建設国保への補助水準の確保(3)地域建設産業の担い手確保・育成とキャリアアップシステムへの公費負担(4)建設アスベスト被害の根絶と救済基金等の創設(5)消費税の引上げをやめ、非課税事業者が取引から排除されない仕組み作り――等について説明を受けました。意見交換では参加議員から(1)外国人技能実習生への対応(2)PFIと公契約条例の整理(3)アスベスト被害対策――等について質問があり、議連として全建総連と一緒に取り組んでいくことを確認しました。