2018年6月9日
【子ども子育てPT】「子どもの遊び場・体験を通じての育ち」についてヒアリング
党子ども子育てプロジェクトチーム(PT)は5日、「子どもの遊び場・体験を通じての育ち」について、認定特定非営利活動法人冒険あそび場―せんだい・みやぎネットワークの佐藤慎也代表理事からヒアリングを行いました。
佐藤さんは、1980年代まであった家周辺の街路での遊びはほぼ消失し、他の自由に遊べる環境も減った結果、「子どもの劣化」が起こり、孤独を感じる子どもたちの割合が非常に高くなっていると指摘。東京都世田谷区羽根木から始まったプレーパークと呼ばれる遊び場の確保が必要であり、プレーリーダーが常駐し様々な野外遊びを教えてくれることで、子どもは友達を得、遊びの楽しさを味わい、信頼できる大人を知り、その結果、親も子どもたちも新しいコミュニティを形成できる等の話がありました。
また、遊びは自分のタイミングでやりたいことをやるということが大切であり、遊び自体が癒しの力を持っていることを、東日本大震災でのケースを例に挙げて説明しました。
意見交換では、「運営にあたっての人材、資金の確保や地域の協力者への働きかけ」「フードバンクなどとの新しいネットワークが始まっている」などの議論がなされました。