2020年9月15日の結党大会をへて、
新しい立憲民主党へと生まれ変わりました。
新しい立憲民主党のサイトはこちらからご覧ください。

https://cdp-japan.jp/

9月15日、ここからが新しいスタート

ニュース

2018年6月2日

【新潟】知事選、池田候補の応援で野党6党・会派の代表が揃い踏み

このエントリーをはてなブックマークに追加

 新潟県知事選挙(投開票10日)告示後9日目となる2日、野党6党・会派の代表は推薦した元県議の池田ちかこ候補の応援のため、揃って新潟市内で街頭演説を行い、支援を呼びかけました。

20180602_115632_02.JPG

 枝野幸男代表は、「皆さんの暮らしの不安や閉塞感、さまざまな厳しい環境を作り出している根本には何があるのか。私は社会の分断が大きな要因になっているのではないかと思う。私が生まれた頃は『一億総中流』と言われていた時代だったが、今は都市と地方、正社員と非正規労働者、男性と女性など、さまざまなところでの分断・格差が広がってしまっている。だから、今は何とか暮らせている人たちでも、将来への不安がますます大きくなっていくなかで、高齢者は老い先に不安を持ち、若い人たちは子どもや子育てに不安を持つ。それでは地域が、日本が元気になるはずがない」と指摘。問題なのは特に、政治が分断のなかでより強い立場の者の方に目が向き、厳しい環境に置かれている人々の暮らしの足元に目が向いていないことだとして、「勝ち組の方を向いて政治が進められ、皆さんの暮らしと結びつかない政策ばかりが出てきているのではないか」と今の安倍政権の政治姿勢を批判しました。

 農業政策では後継者不足や海外からの輸入品の増加等で厳しい状況にあるなか、そこには目を向けず、国際競争力のある農家の支援強化を謳っていることに、「世界とは競争はできないが、日本人の食料の安全を守る。地域の社会と土地と水と緑にこそ、草の根にこそ、目を向けないといけない」と説きました。

 「上からの政治を変えないと、私たちの暮らしはどんどん切り捨てられていく。ましてや、知事選挙は地方政治だ。勝ち組の方を向いた政治で新潟の未来はよくなるのか。(暮らしに)身近な地方政治にこそ、よりきめ細やかな、皆さんの暮らしの現場で何が起こっているのか、課題・困難をしっかり受け止める力こそが知事に求められる最大の力ではないか」と強調。池田氏は草の根の現場を自らの経験として積み、市議・県議として県全体の政策課題に取り組んできた実績を紹介し、「私たちもできることを最大限やるが、新潟のことは新潟で決める。知事を選べるのは、新潟県民の皆さん。新潟の未来のためには、あなたの力が必要です。みんなの力を合わせて、草の根の知事を誕生させよう。共に頑張ろう」と訴えました。

122A3565池田候補.jpg

 池田候補は、(1)人口減少問題(2)原子力発電所の再稼働問題――の2つの課題に言及。人口減少問題については、持ち家率全国4位、通勤時間の短さ、余暇の時間は全国1位、子どもたちの運動能力3位など、新潟県は暮らしやすい、子育てしやすい環境にあると紹介。働く母親の目線に立って子育て支援策や女性の就職率向上に向けた政策等に取り組んでいくと力を込めました。

 また、給付型奨学金のさらなる拡充にも触れ、「子どもの安心、安全を守り、どんな家庭に生まれても教育の機会を与える。子どもの学習、学ぶ権利を守っていきたい。そして、若者たちが安心して新潟に戻ってこられるような雇用改革を進めていく」と表明しました、

 原発の再稼働の問題をめぐっては、柏崎出身で柏崎刈羽原発の立地で育ったと述べ、「原発は必要だという意見と不必要だという意見と、どちらも聞き続けてきた私だからこそできることがある。新潟県民のことだから新潟県民で決めようではありませんか。安倍政権、首相官邸の言いなりにはならない。新潟のことは新潟で決める」と宣言。「原発がなくても地域経済を成り立つよう、新たな雇用・産業を増やすための政策を進めていく。女性がきらっと輝く、子どもたちの笑顔が輝く、お一人おひとりが自分らしく輝く新潟を一緒につくっていこう」と呼びかけました。

 演説会には、国民民主党の大塚耕一代表、無所属の会の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長、自由党の小沢一郎代表、社民党の又市征治代表が参加し、応援演説を行いました。

20180602_114909.JPG
池田ちかこ候補者(右)と共に街頭演説を行う野党・会派の代表