立憲、民進、希望、共産、自由、社民の野党6党の国会対策委員長は10日午前、国会内で会談し、今月下旬に召集される通常国会への対応などをめぐり協議。安倍政権に対峙(たいじ)していくため、結束して国会運営に当たっていくことを確認しました。

 その後辻元清美国対委員長は、自民党の森山裕国対委員長らと会談。自民党から通常国会の22日開会や、それに先立ち12日の与野党国対委員長会談、衆院議院運営委員会の開催などの要請があり、立憲民主党としてはこれを了承しました。

 会談終了後に取材に応じた辻元国対委員長は、野党国対委員長会談では巨大与党、安倍政権に対し力を合わせていくことを確認したと報告。個別課題として特に、沖縄で在日米軍基地のアメリカ軍機の事故が相次いでいることについて、野党側は昨年末から衆院安全保障委員会での閉会中審査の開催を求めてきたにもかかわらず与党側はこれを拒否、年が明けても事故が度重なっていることから、引き続き閉会中審査を開くよう求めていくことでも一致、野党6党としてできるだけ早急に沖縄に調査団を派遣することを合意したと述べました。調査団については、衆院安全保障委員会の委員らで構成、できるだけ早期に現地に入りさまざまな現場の声を聴取する考えを示しました。「これは人の命にかかわる人権問題だ。自分の家の近所や子どもが通っている学校にヘリコプターが不時着したり物が落ちてきたりしたら抗議しに行くのではないか。しっかりと調査をし、政府に対してもどう対処していくのか説明を求めていかなければならない」と指摘しました。

 会談には、手塚仁雄国対筆頭副委員長が同席しました。