政府は19日午前の閣議で、弾道ミサイルに対応するため地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージスアショア」2基の導入を決定したことを受け、福山哲郎幹事長が記者団の取材に応じました。

 幹事長の発言要旨は以下の通りです。

 イージスアショア2基の導入を閣議決定したことに対しては、緊迫する北朝鮮情勢や、わが国の安全保障環境の極めて厳しいことを考えれば、必要な防衛力の整備について否定をするものではない。

 ただ、イージスアショアの配備が5年先ということも聞いており、さらには2基で2,000億円以上がかかるので、費用対効果の問題、また喫緊の北朝鮮情勢には対応できるわけではない。

 全体の防衛予算の中で、どのような装備が現状適切で、先々何が必要なのか、費用対効果はどうか、われわれとしては予算審議の中で、しっかりと議論し政府に説明を求めていきたい。