枝野代表は8日、衆院選挙後の特別国会が事実上閉会したことを受け記者団の取材に応じました。
枝野代表は冒頭、今国会を振り返って「新しい議員が多い中で、しかも短い会期の国会でありましたが、われわれの主張をしっかりと政府にぶつけ、問題点を明らかにする役割を一定程度果たせたのではないかと思っている。ただ、相変わらず(安倍総理は)聞かれたことに正面から答えない、はぐらかし開き直るという答弁姿勢がさらにひどくなったという印象だ。通常国会は十分な時間があるのでそうした姿勢を問いただしていくとともに、選挙でお約束した政策を議員立法という形で具体的に提起していきたい」と述べました。
これに先立ち辻元清美国会対策委員長は記者団の取材に対し、今国会での与党側の対応について特に、与党が慣例でおおむね「与党2割、野党8割」としてきた質疑時間の配分を、与党の持ち時間を拡大するよう求めてきたことを問題視。通常国会では予算案や法案を含め政府与党一体で提出される案件の議論が中心となることから、野党がしっかりとチェックできる時間を確保するよう求めていく考えを示しました。