立憲民主党は21日、党所属国会議員を対象にハラスメント防止対策研修会(第1回)を開催。「職場のハラスメント研究所」所長の金子雅臣さんを講師に迎え、「ハラスメントの根絶に向けて」をテーマに講演していただきました。

 立憲民主党では2018年11月20日の常任幹事会で、「ハラスメント防止に関するガイドライン」を了承。個人の尊厳と多様性が尊重され、誰もが自分らしく生きられる社会を実現するために、自らが政党組織、また、政党人として、ハラスメントの加害者にならないという自覚、被害をなかったことにしない、させない覚悟をもって行動すべきであると考え、党としてハラスメント被害を防止し、被害者の相談支援を行うべく、ハラスメント防止対策委員会を立ち上げました。今回の研修会は、その活動の一環として開催されたものです。

 冒頭、枝野幸男代表は「多様性を認め合う社会を作っていく上では、すべての人がハラスメントなどでいろいろな生きにくさを感じないように自らが取り組んでいかなければならない。われわれの仲間に限っては、意図的にハラスメントをすることはないと思うが、本人の主観的には悪気がないつもりでも、相手方あるいは社会的にハラスメントだと受け止められることが山ほどある。こうした機会にどういうことが他の方にとってハラスメントになるのかをわれわれ自身が共有することは非常に重要だ。ぜひ充実した会議にしたい」とあいさつ。24日には同一内容の研修会を秘書や党職員等向けに開く予定であることにも触れ、「それぞれの地域には女性候補がたくさんいる。いろいろな面でセクハラ、票ハラを含めて地域の仲間、応援にしてくださる方にまで対応していく中心的な責任をわれわれが担わなければならないという思いで今日の会議を受け止めてもらいたい」と呼びかけました。