30日昼、連合主催で、「クラシノソコアゲ応援団!  RENGOキャンペーン 第198回通常国会 政策要求実現1.30院内集会」が議員会館で開催され、立憲民主党からも多数の議員が出席しました。

 冒頭、連合の神津里季生会長が「今の国会では、統計の問題に限らず、国民の前に真実が明らかにされないことが多い。予算も生活者目線で作成されていない。安倍一強政治がさまざまな歪みを生み、国民の間でマグマがたまっている。誰もがおかしいと思うことを明らかにするべく、本国会を戦っていただきたい」とあいさつしました。

 続いて、連合の南部美智代副事務局長が、以下を含む最重点法案について話しました。

・2019年度予算案

 質の確保された保育等サービスの拡充など、全世代支援型社会保障のさらなる充実や、外国人材受け入れに関する共生施策の実施への十分な財源確保を政府に求める。

・税制改正関連法案

 所得税や相続税の累進性強化、総合課税化を念頭に置いた金融所得への課税強化、人的控除の税額控除化、低所得層を対象とした給付制度の導入など、抜本的な税制改革を求める。

・ハラスメント対策関連法案

 パワーハラスメント防止措置の義務化などを進める際に、ハラスメント行為者や被害者が第三者の場合や、性的指向・性自認に関するものを含む、あらゆるハラスメントの根絶に向けて、禁止規定の創設など実効性のある対策を求める。

・医師に関する時間外労働の上限規制

 医師に関する時間外労働の上限時間案が、一般の労働者の上限時間の倍に相当するので、是正を求める。

 立憲民主党を代表してあいさつした逢坂誠二政務調査会長は、「国会の予算審議では、100兆円を超える予算の中身が、国民のため、日本の将来のためになるかどうかをしっかりチェックしていく。立憲民主党は、多様性を重んずる政党。多様性を認め合うことで、国に活力がもたらされ国家が強くなるという信念を携えて、皆さまの望む政策の実現に向けて努力する」と決意を表明しました。

 最後に、連合の相原康伸事務局長が、「国際労働機関(ILO)から、誰も取り残さない方向で仕事の未来を組み立てるよう、要請が来ている。今の日本のやり方では、誰も取り残さないどころか、日本が世界から取り残される。この状況を打破するべく、154名のフォーラム議員を軸に今国会でも頑張っていただきたい」と締めくくりました。