立憲民主党は7月15日、島根県で農山漁村タウンミーティングを開催、その後牧場を視察しました。
松江市八雲町にある「かやぶき交流館」で第1回農山漁村タウンミーティングを開催。約50人が集まり「政府が推進する集落営農が中山間地では難しいのではないか」「新規就農で入ってくる人が居抜きで入ってこれるようなマッチングなどが考えられないか」といった意見が出されました。また、議員から報告のあった戸別所得補償法案について、今後の日本の目指す方向を考える機会になったとの声をいただきました。
次に、雲南市の木次乳業が運営する日登牧場を訪ねました。この牧場では、当初ホルスタインを飼育していましたが、中山間地で傾斜地でもある土地でたくましく育つブラウンスイスを飼育し、山地酪農を実践しています。放牧された牛は病気やお産にも強く、日本の乳牛の平均年齢が5~6歳ですが、日登牧場は10歳近くの牛が現役で頑張っているそうです。
木次乳業の創業者の佐藤忠吉さんからは、食べ物を商品ではなく「健康な命の源」として考えていることについて伺いました。「地域の自給自足のために共同体を作り、作り手である自分たちが飲んだり食べたりする分が基本で、それにプラスして消費者の分を少し作る程度にする。利益優先の大量生産ではどうしてもごまかしが入ってしまうから」と生産者としての声をお聞きしました。